第100回:ニュースより 其の弐(2002/5/8)


これも随分前の話になってしまいましたが、
どっかのお偉いさんがアフリカの現地駐在員に私用メールでラブコールを送っていた、
という出来事がありました。
当然だとは思いますが、この事件で問題定義されていたのは、
「家族がありながら若い女性に・・・」とか「公機関のメールを私用で使うなんて・・・」という
いわば世間一般的な常識を逸脱した行為を
国民の代表たる人物が行っていた事についてだったのですが、
私はラブコールを私用メールで送っていたということが発覚した要因の方がより問題だと感じました。

この問題が発覚した要因は、「公機関内イントラの掲示板に間違って書き込んでしまったから」でした。
全職員が読めるような環境にぶち込んでしまった、という訳ですね。
これはちょっとどうかなと思います。
「サーバのログを調査した」「メールを管理者が閲覧可能だった」
とかならまだ救いようがあると思うのですが。
というか、どうやったら間違えるんだろう・・・。

確かにブラウザ上から送る電子メールもありますし、
間違えやすいようなシステムだった可能性はあると思いますけど、
それを差し引いても注意力散漫・危機意識希薄ですよ。
メールの受け取る予定だった女性も可愛そうなくらいです。
・・・相思相愛の上でだったら自業自得かもしれませんけど。

確かに郵便なんか比べ物にならないスピードで相手に届けてくれる便利な物なんですけど、
それはボタン一つで取り返しのつかない事になってしまうということをもっと意識すべきなんです。
より高度な情報化社会に対応していく為には、
こういった危機意識も持つよう心掛けないといけません。

でも、単にラブコールがバレただけではこんなに騒がないでしょう。
やっぱり、相当ヤバいか恥ずかしい内容だったんでしょうね。