第115回:家で休む事が万全とは限らず(2002/7/17)


台風だ何だで何かと騒がしい今年の梅雨、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は雨ニモマケズ風ニモマケズ通勤する自分に御褒美をあげたくなる心境です。
こんな時ぐらい休みでいいのに、と思うのは私が軟弱だからでしょうか。
一般的に「こんな状況だからこそ通勤する」というのが日本人の美学らしいですが、
傘も役に立たないような状況で通勤し、水も滴るいい男とは甚だ言えない状態で仕事をし、
挙句の果てには風邪を宿らせてしまったりしたら、全然美しくないと思うのですが。

で、台風の中を通勤したのが直接の原因ではありませんが風邪の話。

毎度の事なんですが、私は「季節の変わり目」に弱くてよく体調を崩します。
梅雨のこの時期と秋から冬に変わる時期は大概HITです。
今年も例年に違わず、見事に風邪を宿らせてしまいました。

今は咳をゴホゴホさせながらも会社には出社しておりますが、
先週は2日ほど御休みを戴きまして、自宅で療養しました。

まあ、熱もあり咳もあり喉も痛くて頭も痛いのでずーっと横になっているだけなのですが、
こういうダウン時って何故か周囲の音が普段よりも良く聞こえるんです。
それこそ「聞こえる、俺にも聞こえる」状態でビックリなのですが、
身体が弱っている時なのでどちらかと言えば迷惑だったりします。
そんな覚醒はしなくてもいいです、はい。

で、例の立ち退きの件で私の家の近辺では建て直ししている家屋が多かったりします。
その数、ざっと7軒。
全て半径50m以内だと思います。
平日の昼間なんて、そりゃもう作業が盛り上がっている時間です。
方々からトンテンカンチン聞こえてくる聞こえてくる。
ただでさえ耳障りなのに、覚醒された状態であるがゆえ余計に耳障りなんです。
そんな私を嘲笑うかの如く、3・3・7拍子でトンカチ叩いてる音も聞こえました。
つーか、これが一番ムカついた。
トンカチ叩いてたヤツとそれが聞こえてしまう自分に。

結果的に薬の力で強制的に寝るのを除いて全然寝れませんでした。
療養というよりはストレス溜まっただけです。
家にいれば万事OKと言う訳ではないのを思い知らされました。

兎も角、この時期の風邪は厄介です。
皆さんも気を付けて下さい。

<BGM>
 6OBOE CONCERTI. Marcello-Vivaldi-Albinoni-Sammartini
  (SCHELLENBERGER / I SOLISTI ITALIANI)