第143回:ウェイトレスとランデヴー(2003/03/18)


友人からPS2の『オペレーターズサイド』というゲームを借りました。

CMも結構流していましたので御存知の方は多いと思いますが、
プレイヤーがオペレータとなってマイクを使って声でウェイトレスに指示を出していくゲームです。
例えば敵が出た時には「腹を撃て」「目を撃て」「右によけろ」「左」「リロード」などなど。
音声の認識が結構素晴らしくて感動する反面、ここまで細かく出さなきゃいけないとなると、
むしろ指示出さないと動けない部下を抱えた管理職の気分です。

で、早速プレイしたのですが・・・
開始15分位でウェイトレスに愛想尽かされてゲームオーバーになりました。
というか、ウェイトレスが短気なんだよ!

まず、一番最初のウェイトレスからの応答に対して挨拶を返さなきゃいけないみたいなのですが、
(直前には『オペレータさんも何か言って』と言われます)
何を喋ればいいのかさっぱり分からないのでとりあえず『ボインダム』と言ったら
『珍しい挨拶ね、聞いた事ないわ』みたいなことを言われました。
ええ、俺もそんな挨拶聞いた事ないです。
でもですねえ、普通に考えても挨拶返すような会話の流れじゃないんですよ・・・。

なお、再度やり直した時に桂三枝師匠の真似で『いらっしゃ〜い』と言ったら、
『馴れ馴れしい挨拶ね』と言われました。
貴様!三枝師匠に失礼だろう!!

次に、自分には『さやか』という彼女がいて一緒に事件に巻き込まれたのですが、
ウェイトレスは事件前に2人(自分とさやか)と会った事があるようで、
その自分の彼女の名前について質問してきます。

 女『貴方の彼女の名前は何て言うの?』
 私『やよい!!
 女『ゆい?・・・違う、そんな名前じゃなかった』
 私『やよい!!
 女『ひろみ・・・?違う、あの綺麗な人』
 私『やよい!!
 女『しおり・・・?ううん、違うわ、貴方の彼女の名前よ。確か3文字』

って、ちゃんと聞けよおい!!
『やよい』も3文字だろう!!!
どうやらきっちり『さやか』と言わないとダメなようです(当たり前)。

結局、ちょっと進めると彼女からオペレータとして協力を求められることになるのですが、
本来ならすぐに了解しなくてはいけないところを

 『やだ』
 『ハアハア』
 『脱いで』

とか連呼してたら、愛想尽かされてしまった訳です。
文句を言うまもなくゲームオーバー。

というか、短気なんですよヤツは。
緊急事態の時こそリラックスをして欲しいものなのに。
なんかこう、ウィットな笑いで場を和まそうとしただけなのにさ。
恐らくこのウェイトレスとはソリが合わないと思います。
ウェイトレスという設定には頗るソリが合うんですけどね。

速攻でゲームオーバーになってしまったのできっちりとした評価はできませんが、
少なくとも今までにないゲーム感覚を味わう事が出来ます。
言うなれば『サラダの国のトマト姫』などのコマンド入力式アドベンチャーゲームに近い感覚ですかね。
古い例えで申し訳ないです・・・というか歳がバレますね。

とにかく面白いとかつまらないと言う前に、経験して損はない物だとは思います。
機会があれば是非どうぞ。
私もなるべく頑張ってみます。

<BGM>
水月 (おおくまけんいち)
 [ 水月サウンドトラック / F&C ]