第148回:スーパーロボット大戦と私とポヨン(2003/05/08)


今回は大半の方は知っているだろうと思われるスーパーロボット大戦の話を。
2割くらいの方はタイトルを見ただけで内容が分かるかもしれませんけど。

スーパーロボット大戦というゲームはかなり長い歴史のある人気作品なのですが、
実のところ私は好きではありませんでした。
ただ、『ロボ』や『合体』というキーワードに反応しない訳ではありません。
それでもこの作品には触手が伸びませんでした。

好きでなかった理由は以下の通り

@殆どのキャラが分からない・想い入れがない
  ガンダム系のキャラが多く出てますけど初代以外サッパリなんです

A戦闘シーンがキャンセルできない
  一度友人がプレイしているのを後ろで見ていた事があるのですが、
  あまりにものタルさに寝てしまいました(実話)

Bパワーバランス破綻の懸念
  原作とのバランスが取れず、システムが破綻していると思ってました
  原作ベースで考えるとマジンガーZとザクじゃあ闘いにならないだろう、と

C要するにロボット版のファミコンジャンプではなかろうか
  ズバリ企画物だと。

本当に遊んでないのがバレバレの内容ですね。
食わず嫌いのような感じだったのが御分かりになるでしょう。

そんな私に転機をもたらしたのがGBAの1作目『スーパーロボット大戦A』でした。
私がこれに手を出した理由はただ一つ。
機甲戦記ドラグナーが出ているから。
かなりマイナーなアニメですがドラグナー1がカッチョエエので好きだったんです。
今見たいアニメを3つ挙げろと言われたら、このドラグナーは確実に選びます。
ちなみに、残りの二つは『アニメ三銃士』と『北斗の拳』で。

で、実際に遊んでみるとこれがまたツボにはまりまして、
夢色チェイサー(前半クールの主題歌)に乗せて戦う姿に狂喜乱舞、失禁寸前。
まだ戦闘シーンは飛ばせませんでしたが(最近のは戦闘シーンを飛ばせます)
ドラグナーの勇姿が拝めるのでそんなに苦になりませんでした。

でも、勇姿を見る事を優先してしまったことで、当然ドラグナー隊以外は疎かに。
武器の強化もドラグナー隊中心(というかドラグナーのみ)なので、
ドラグナー以外のメンバーはドカベン明訓高校の下位打線みたいな顔ぶれ
になってしまいました。

結局、そのツケが回ってきまして、
馬に乗った変な敵(ガンダムだったと思う)が倒せず断念。
ですから、ゲーム的にはクリアしていません。

どうも均等に育てるのがダメな人間ですね。
他のゲームもやっぱり気に入ったヤツしか強くしませんので、同じことをやらかします。
学習能力ゼロです。

ただ、この作品で、
想い入れが強い作品だとこうも燃えるもんか、というのが分かりました。

そして、ドラグナーの興奮冷めやらぬ内に
『スーパーロボット大戦IMPACT』
(PS2)のアナウンスが。
スパロボAで気を良くしていた私は速攻予約。
PS2ならドラグナーの勇姿も2倍だろうと信じてやまなかったのです。

しかし、IMPACTにはドラグナーなんてちっとも出てやしません。
私はどうしょうもない思い違いをしていました。
私、一度出たキャラって次も普通に出るもんだと思ってたんです。
数の関係で消えることはあったとしても、
ドラグナーは人気があるだろうから消える事はない、と信じていました。
でも、どうやら人気は無かったようです。
その前にゲーム紹介見ろよ、という話なんですけど。

それでも予約してしまったので仕方なく購入。
ドラグナーショックもあって暫くは放っておいたんですけど、
何気なく見たショップ予約特典で付いてきた紹介DVDを見てちょっとやる気に。
2人の主人公が乗るロボがなんか気に入ったんです。

実際にプレイしてみるとかなりツボにはまりました。
まず、主人公の戦闘曲が素敵過ぎ。
というかそれだけなんですけど。
男の主人公の方が放つ台詞もいちいち格好良くて好きだったりもしますが。

ちなみに、今作は戦闘が飛ばせるようになっています。
これは十分に活用させて頂きました。

結局、このゲームも『スパロボA』と同様でクリアしていません。
原因は全く同じです。
やはり学習能力ゼロです。

それからしばらくスパロボについては忘れていたのですが、
(GBA2作目の『スーパーロボット大戦R』には手を付けてませんし)
そんな私にうってつけのスパロボが出ました。
それがGBA3作目の『スーパーロボット大戦OriginalGeneration』です。
システムはほぼそのままでストーリーが全て歴代のオリジナルキャラという構成のため、
私にも違和感無く溶け込める単なるロボが出てくるSRPGと化しています。
そうです、ガンダムとかの知識はいらないんです。
大概の人間が激怒するであろうこの仕様も、想い入れの少ない私にとってはプラス要素。
しかもIMPACTの主人公が使える、というオマケつき。

これはかなり遊びました。
全般的に音楽がカッコイイんですわ。
IMPACTの主人公の曲は同じだし、他のキャラも負けず劣らず。
勿論、クリアもしています。
過去の失敗を踏まえ今度はちゃんと均等に育てましたよ。
でも私が学習した訳ではなく、多分音楽のおかげです。
今でも長距離移動の時にもう1人の主人公のストーリーをのんびり進めています。
戦闘が飛ばせるのもポイント高いですね。

んで、問題の最新作『第2次スーパーロボット大戦α』

『第2次』ってことで続編っぽい位置付けなんだろうなあと予測します。
当然『第1次』に当たるαはプレイしておりません。
また過去の失敗を踏まえ、きちんと発売前にドラグナーの確認もしました。
やっぱり出ていません。
そういった情報を集約した上で、今回は見送ろうという結論に達しました。

発売後も特に興味を惹かれず、
家ではサンダーフォースXセガマークVの北斗の拳がフル稼働。

このまま私の中で存在すら忘れ去られてしまうであろう所まで追いやられようとしていたそのとき、
第2次スーパーロボット大戦αに関するとあるファイルが仕事に勤しむ私の元へ送られてきました。



流石にしばらくしたら消します


実際、送られてきたのはもっと凄いファイルでしたけどね。
勘の良い人ならどんなのか想像できるでしょう。

その帰り、私のカバンには『第2次スーパーロボット大戦α』が入っていました。
あれだけドラグナーに拘っていた私は何処に行ったのでしょう。

そんな感じで、スーパーロボット大戦と私の関係はこれからも続いていきそうです。

結論:もしかすると私はどうしょうもない人間ではなかろうか


<BGM>
Earth
 [ Psyvariar Original Sound Track / TAITO ]