第166回:地震・雷・火事・弥生(2003/09/26)


最近地震が多いですね。しかも強力なやつ。
先日茨城県辺りで大きいのがあったり、今日は愛の大地・北海道で大きいのがありました。
茨城のは東京地方も震度4程度の余波を受けたんですが、
ガッツ缶落下の被害(足に当たった)に遭ったのでもう他人事とは思えません。
こう、世紀末を予感させますね。
なにより、現地の被害に遭われた方々には挫けず頑張って欲しいと切に思います。

さて、私は地震の国・東海地方静岡県は東部地域が実家になります。
この静岡県東部地方はキャプテン翼の『ボールは友達』よろしく
『地震は友達』を合言葉にしないと暮らせないであろうハードな地域です。
伊豆地方で群発地震なんか起きると足元が新幹線に3時間乗って降りた後のような感じになります。
実際、そこまで酷くはありませんけど。
まあ兎に角地震が多い地域なんです。

ですから、小中学校ではアホのように避難訓練をやらされます。
今はどうか知りませんが、1学期中に3回はやってた記憶があります。
慣れてしまうと机の下に潜るときや防災頭巾を被るときに「どうボケるか」が重要になり
基本は防災頭巾を逆に被るとか口に当てるハンカチを目に当てるとかなんですが、
中学時代に身内で流行ってた『ドクター秩父山』の秩父山先生の顔を拡大コピーして態々お面を作り
顎にかかる防災頭巾のゴムを使って上手く顔に固定させて防災訓練に挑んだ経験があります。
ただ、目の部分に穴を開けるのを忘れていたため大変な結末を迎えましたが。

勿論、9月1日防災の日は一大イベント。地元の訓練に強制参加。
学校の先生は夏休み朝のラジオ体操に出なくても怒りませんが、
地元の防災訓練に参加しないと怒ります。
もう地元のヘッポコ祭より盛り上がる有様です。
これも慣れるとバケツリレーや怪我人介護で「どうボケるか」が重要になるのですが
バケツを回すどさくさに紛れて「あまり面白くないな」と思いつつ
とりあえずポケットに入っていた缶ジュースを回したら怒られました。

いや、基本はしっかり訓練していましたよ、ホント。
特に地元の防災訓練だと親に迷惑掛かりますからね。
ただ、大学受験模試と一緒で慣れると訓練そのものに身が入らなくなってしまうのは事実。
訓練のやり過ぎも良くないなあと子供ながら思ってました。

東海地方では「東海大地震」が叫ばれてから早ウン十年。
毎年この言葉をキーワードに来るべき災害に備えて訓練しています。
一向に来る気配はないのですが、やはりそれなりの準備をしているからじゃないかと思う節も有り。
(いや、他が準備不足とは言ってませんよ)
やはり「備えあれば憂い無し」なんだなあと。

よく「地震・雷・火事・親父」と言いますが、
とまあこんな地方に住んでいましたので地震はさほど怖くない体質です。
そりゃ大きいのが来ればビックリはすると思いますけど。

雷は外に出ていて明らかに近いのが分かると流石に怖いですね。
家の中にいたり外にいても遠ければへいきへっちゃらですが。

火事は数年前に対面の家が火事になったときに怖さを思い知りました。
煙が部屋に入ってしまい息出来なくなりましたから。
あと万が一部屋が燃えたら私の部屋にある大事な物達がパーになるのが怖いです。

親父は・・・怖いのかなあ。
そりゃ親だから怒れば怖いんですけど、良い子であんまり怒られなかったし。
それよりも弥生の方が怖いですね。
でもその怖さがある種の快感を(以下略)

地震は天災ですから起きてしまうのはどうしようもないことなのですが、
だからこそ起こった時に正確・迅速に対応できるよう身も心も準備しておく必要があるということで。
日々の心掛けをしっかりしておきましょう。特に自分。



<BGM>
ACT (RAM)
[ beatmania IIDX 9th style Original Soundtrack / KONAMI ]