第347回:恋の予感(2008/05/24)


Webサイト上では殆ど語りませんので意外に思われるかもしれませんが、
私は一応古くからのプロレスファンだったりします。
まあ、観戦に行ったり毎週『週刊プロレス』を買ったりしたファンとしてのピークは中学生〜大学生で
社会人になってからはネットで試合結果を確認するのとCATVで試合を観るくらいになりましたけどね。
(それでもちゃんと経過を知りたい試合があった場合は週刊プロレス買ってます)

で、今はもう現役を退いていますが『スタン・ハンセン』という
一撃必殺のウェスタンラリアットを武器に日本のマットで暴れ回ったプロレスラーがいました。
結構有名なレスラーなので名前くらいは聞いたことある人も結構いるのではないでしょうか。

全盛期は本当に凄かったですよ。
ハンセンのウエスタンラリアットをスローVTRで観ると、
丸太のような太い腕が相手の首にねじ込まれているのが分かりまして、
「こりゃ死ぬわ……」とVTRを観る度に思いました。

ただ、マットを離れると結構紳士というかナイスガイで、
入場時に振り回していたブルロープが観客に当たって怪我をさせたときは
試合後にその観客を控え室に呼んでサインをあげたという逸話もあるほどファンを大事する一面もあります。

私は今も昔も小川良成というレスラーのファンなので、
小川選手の対戦相手になったときは『敵』になる訳ですが、
ハンセンは憎めなかったというか負けても悔しくありませんでした。
(ま、当時の小川選手が勝てる相手ではありませんでしたけど)

例えばハンセンが試合中に技を決めた後や試合に勝利した後、
右手で牛の角の形を作って「ウィー!!」という雄叫びを上げるのですが、
私も一緒になって「ウィー!!」とやりましたもんね。例え相手が小川選手でも。
ハンセンの「ウィー!!」のタイミングは今でも身体で覚えていると思います。

……さて、前置きが長くなりましたが、
ついに我が家も巷で大人気の『Wii』を購入しました。

6月にテイルズ・オブ・シンフォニアの続編が出るのと(ロイド×コレット目的)
嫁さんが『Wii Fit』をやりたいと言い始めたので、そろそろ買ってもいいかなあと思いまして。

しかし我ながら驚きますね。
リモコンを振り回して嫁さんと仲良くテニスとか卓球とかやってるんですよ。
ついちょっと前までジョイスティックを握りながら「男は黙って弾を撃て」と言ってた人間が、
今も昔も鍵盤を叩きながら「男はストイックに高みを目指せ」と言ってる人間が、
ライトユーザ向けゲームの日本代表とも言える『Wii Sports』なんかを
嫁さんとワイワイ言いながらプレイしているんですよ。

ま、確かに面白いんですけどね。
やっぱり任天堂は「玩具屋」だなぁと言いましょうか、
『1人遊び』ではなく『大勢で遊ぶ』という意味での『遊び』を第一に考えてるなぁと思います。
(逆に言えば1人で遊んでると空しくなるってことなんですがね……)

で、そんな玩具屋のゲーム機『Wii』のネットコンテンツの中に『Wii Ware』なるものがあります。
一言で説明すると、ダウンロード購入専用のゲームなのですが、
その中に気軽に嫁さんと遊べそうなものがあったので試しに購入してみました。



『おきらくピンポン』というタイトルとイラストから分かるように卓球ゲームです。
『パパ』『ママ』『げんき』『のぞみ』の能力的に違いはない4人のキャラから1人を選び
卓球するだけの本当にシンプルなものなんですが……




ママさん、性的な意味でイヤらし過ぎません??

とても二児の母とは思えないスタイルにドッキドキです。
いや、もう、正直ビックリしましたよ。
こりゃパパもドッキドキで『おきらくピンポン2』が出た時には
あと3人くらい子供が増えているに違いありません。そうじゃなきゃおかしいです。

でも、もっとおかしいのは発売前のラフ画です。



おい、誰だよコレ!!

ま、結果的に製品版は素敵なママさんになっているので無問題なんですけどね。

最後までよく分からない話の進め方になってしまいましたが、
言いたいのは「ママさんに会えたのでWii買って良かったんじゃなかろうか」ということです。

いやぁ素敵っすね、ママン。


<BGM>
Pure Ruby
[ Trancer Doll's / Shiki ]