第３７５回：三種の神器（2008/11/17）

日本には古くから『三種の神器』なる呼称があります。 皆さんご存じの通り、その発祥となっているのは日本の歴代天皇に伝わる 『八咫鏡』『八尺瓊勾玉』『天叢雲剣』の3種の神器ですが、 現代に至っては主に宣伝文句として使われることが多いです。 有名なところでは戦後の『白黒テレビ』『洗濯機』『冷蔵庫』、 高度経済成長期の『カラーテレビ』『クーラー』『車』といった生活必需品に始まり、 最近ではデジタル製品というカテゴリで『デジカメ』『DVDレコーダー』『薄型テレビ』、 キッチンというカテゴリで『食器洗い乾燥機』『IHクッキングヒーター』『生ゴミ処理機』、 といった物を『三種の神器』として呼んでおりますね。 ちょっと視点を変えると、『三種の神器』は雨後の竹の子のように出てきます。 例えばクリスマスは『ケーキ』『チキン』『吉田拓郎』、 大晦日は『紅白』『格闘技』『ノートパソコンで水月』、 正月は『お雑煮』『お節料理』『はぐれ刑事〜純情派〜スペシャル』、 夏コミは『制汗デオドラント』『クールダウンスプレー』『凍らせてあるドリンク』、 家庭用ゲームの世界は『ファミコン』『セガマークIII』『スーパーカセットビジョン』、 パソコンの世界は『X68000』『PC-9801』『FM-TOWNS』、 アニメの世界は妖怪人間『ベム』『ベラ』『ベロ』、 「セイ!ヤング」と言えば『天才』『秀才』『バカ』、 Zac.は『野球』『ニデラ』『神戸屋キッチン』『馬車道』…… 咄嗟に思い付いただけでもこんなにありますからね。 おっと、最後は四種の神器だというツッコミは無しな！ で、そんな『三種の神器』でありますが、勿論「子育て」にも存在すると思います。 連想する神器は人それぞれでしょうけど、 私の場合は『自分と嫁さんの親』『マッサージ器具』『ビデオカメラ』を挙げますね。 『親』ってのはどうよ言われるかもしれませんが、 乳飲み子の扱い方については個人的に神の領域だと思ってますので。 やっぱ自分をここまで育てた経験は大きいですわ。見ていて凄く勉強になります。 『マッサージ器具』はですね……子供が6kgオーバーくらいになると、 連日抱っこしている影響で肩や腰や背中に疲労が溜まってくるんですね。 個人差はあると思いますが、うちの楽進君はなかなか寝ないので、 寝かし付けるために長時間の抱っこを強いられます。 私は背中の張り、嫁さんは腰の痛みに悩まされている現状です。 嫁さんと2人でお互いにマッサージをし合うって手もあるんですけど、 楽進君が泣きだしてしまうとそれどころでは無くなりますので、 シングルプレイ可能な『マッサージ器具』はやっぱり便利なのです。 『ビデオカメラ』は子供の成長記録を残すためのアイテムです。 単なる記録としてはデジカメでも十分に残せると思いますが、 周りの人の話を聞くと大半の方は「静止画より動画の方が良い」と言いますね。 子供が幼稚園や小学校に上がったらお遊戯会とか運動会の撮影をする、など、 長い目で見れば結構重宝すると思います。最近のビデオカメラはデジカメ機能も付いてますし。 デジカメより性能が優秀なので、ここはビデオカメラを挙げさせて頂きます。 ……と、簡単に『三種の神器』たる所以を述べましたが、 『自分と嫁さんの親』と『マッサージ器具』については既に確保しております。 双方の親は楽進君をこれでもかというくらい可愛がってくれますし、 1年前の引越しを機に思い切って購入したマッサージチェアも大活躍です。 唯一足りないのは『ビデオカメラ』。 まあ、私自身が「デジカメで十分じゃね」という感覚ですので、 こればかりは買うことないんじゃないかなぁ、と思……………っていました。昨日までは。 いやね、ある程度の覚悟はしていましたが、楽進君が無邪気に動く姿を見ていたら、 やっぱり嫁さんの口から「ビデオカメラ欲しい！」という言葉が飛び出したのですよ。 　・ 　・ 　・ 　・ 　・ 　・ 　・ 　・ 　・ 　・ と言う訳で、我が家も買ってしまいましたよ、ビデオカメラ。 これで楽進君の成長記録は動画として残されることになりますよ。 昨日まで「デジカメで十分じゃね」と思っていた私も、 「これで笑う瞬間を難なく撮影できる」とか期待に胸を膨らませてしまってますよ。 ……や、これもある意味『バカ親』なんだろうなぁ。 ただ、今まで大半の電子機器には興味を示してきた私ですが、 唯一『ビデオカメラ』だけは触るの初めてだったり。 1つ1つ機能を使ってみて「おおっ！」と感心しております。 これでゲーセンでIIDXのプレイ動画（以下略） ＜ＢＧＭ＞ Moon Story [ 片恋いの月 えくすとら 主題歌 ]