第98回:ボインダム・アゲイン(2002/4/7)


結構前になりますが、ADAMフィギュアの500円ガチャガチャで、
桂木弥生を取る為にえらい苦労をしたということがありました。
(当サイトのギャラリーの中にある『大人的遊戯〜ADAMフィギュア』で詳細が読めます)

この時は、500円を高いと思わなくなっている自分の金銭感覚に、
大人の嫌な部分を垣間見たような気がして何とも言えなかったのですが、
その思いも何処へやら、またスンゴイことをやってしまいました。
・・・どうやら、私は目の前の欲望に目が眩むと一直線な性格のようです。

先日友人達と遊んだ時のとある本屋でのこと、
私が本を物色している所へ、友人の一人がガチャガチャのカプセルを持ってきたのが始まりでした。

友人「やった、1発で出したぜ」

彼はそう言って中身を見せました。
それは、ギルティギアの人気キャラ『カイ』の組み立て式フィギュアでした。

 私「あれ?カイってあったっけ?」
友人「新しいの出たみたいよ」
 私「へえ〜」
友人「ミリアもあるよ
 私「なに!?」
友人「来てみ。」

とりあえず、ガチャガチャの所へ行ってみました。
そもそも出来映えには期待していなかったのですが、
それがかえって良かったのか、見本を見る限り思っていたよりはマトモな代物でビックリ。
まあ、200円だし全6種類だからそんなに難しくはないだろう。
そう思って、軽い気持ちで200円を投入しました。

しかし、この200円があのような事態を招くことになろうとは・・・
この時点では、誰一人としてこれから起こる悪夢を予想しませんでした。

結論として、私の狙っていた『ミリア』というキャラはしっかりゲットできました。
実際よりもちょっと目がキツめな感じがしましたが、
見る角度によっては全然気にならないので作品として及第点はあげられます。
200円のフィギュアにしてはなかなかの出来映えではないでしょうか。


みんなのアイドル、ミリア=レイジ

当然、ガチャガチャですからこの1体を出すまでに違う物も出てきます。
前回に続き、目的の物以外はボインダムという有り難くない名前で呼ばれ、
逆にボインダムが出てくるとアタマの悪い我々はテンションが上がり、異様な盛り上がりを見せます。
というか、周りから見れば相当アホな集団だったでしょうね。

<ボインダムとは>
ほりのぶゆきさんの『怪獣人生』(現在、週間スピリッツ連載中)という漫画に出てきた怪獣。
正義のヒーロー「エクストラマン」が、どうしても変身できない時に、
代わりに戦ってくれるカプセル怪獣の中の1匹。
このカプセル怪獣は、カプセルを投げる事で登場するのだが、
何が出るかは投げるまで解らないという博打物。
要は、ドラゴンクエストの魔法「パルプンテ」や半熟英雄のタマゴみたいな感じ。
で、このボインダム、出現頻度が高くかなり弱いという情けないキャラなのだ。


で、そのボインダムですが当然我々の前に何体か姿を現しました。
ちなみに、この間のADAMフィギュアでは3体のボインダムだったのですが、
今回は3体なんて甘っちょろい数ではありません。
ミリアを出す為に、これだけのボインダムが我々の前に出現したのです。



総勢、18体
なんと、野球の試合ができます。

お前等、出過ぎ!!
というか、ミリア出なさ過ぎ!!!!

更に驚くべき事に、実はこの18体、同じ機体(ガチャガチャのマシン)から出てきたんですよ。
同じ機体で18回やったのに1個も出てこないというわけです。
で、目的のミリアなんですが別の機体で出しました。1回目
要するに、最初からその機体でやっていれば、この18体は無かった事になっていた訳です。
私の下に引かれたレールというのはこんなもんなんですよねえ・・・。
いや、そもそもの動機が不純だったから・・・かな??

これはこれで皆でワイワイ騒ぎながら楽しめたからいいと思うんですけど、
改めて「大人の金銭感覚」というものを考えさせられました。
1回200円だからよかったもの、これが500円だったら・・・
考えるだけで恐ろしいです。

もう絶対にこういうのはやりません・・・と言い切れない自分がイヤだ。
風雨来記のフィギュアとか出たら、絶対に時坂樹が出るまでやるのが目に見えてるもんなあ・・・。

とりあえず、一緒に遊んでくれた2人の友人にお礼を申し上げておきます。
過程は兎も角、目的の物は手に入りました。今回もありがとう!!

さて、どうしようかなあ・・・この大量のボインダム。