第182回(裏):2003年末 関東EVEオフレポート(2004/01/01)




こちらはめるかとる様に作成していただいた関東オフのレポートです。
私の書いたレポートと対比させて読むと、オフの様子が丸裸になります。
いつもこんな感じでやってるんだよ、という参考にしてください。

なお、表・裏と表記してありますが、
真実を語っているのはこちらのめるかとる様のレポートではないかという声が多かったり。

一応、こちらにも参加者を記載しておきます。

 ・めるかとる様@関西から来た冒険王関西のネーミンガー(Naminger)
 ・カルテジアン様@関東オフスタメン哲学者
 ・天龍帝様@さすらいのPaintingDrunker
 ・リオハ様@海老マヨネーズ突撃レポート隊長
 ・Zac.@ユニフォーマリスト
 注意:一部本人の同意を得ていないネーミングがあります

では、張り切っていってみましょう。


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 2003年末関東オフレポート

   パイン35号沖縄超特急

     〜エビマヨに隠された衝撃のトリック・首里城の赤煉瓦が騙る愛と情熱
     巫女服って落ちつくでしょだからカルシウムが足りないんだよスペシャル〜

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まず、この「パイン35号以下略(笑)」はさる12月20日前後に行われた
とあるEVE系ファンサイト(のはず)の東京オフとそれに関連した東京への小旅行に関するよしなしごとを
私めるかとるのあやふやな記憶にしたがって再構成したものであり、
あくまでフィクションということにしておきます。

すなわち、

「この文章はあくまでフィクションであり、
 現実に存在する人物・団体・企業・地名等とは一切関係ありません。」

「また、タイトルから本文の内容を類推されるのは結構ですが
 本文の内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください」

よし、これで何を書いても大丈夫だろ。


−12月19日金曜日

夜東京着。のぞみの速さに驚く。文庫本1冊読むこともできないじゃないか。
東京に来るのはもう4年ぶりくらいになるが、特に感慨もない。
ついでにいえば目的もなしに来る所でもないような気もする。

Zac.氏にわざわざ迎えに来ていただく。
ソ○マップの大きな袋も同伴だが目印だと思えば気にもならない。
私は方向感覚に疎い方だが特に東京の地下鉄はいけない。
案内もなしに地下にさまよいこめばそのまま名もなき亡者として
闇にうごめく都市伝説の一部と化していたに相違ない。それはそれで楽しそうではあるが。

ともかくZac.氏の案内で本日の宿舎たる彼のマンションへ。
Zac.氏と私の共通の友人の一人である通称「四国の真夜中係」Talk氏にさんざん脅されていたが
意外と片付いていたし寒くもなかった。
どうやら前日に必死で片付けたのか、Talk氏の部屋が整頓され過ぎなのか、おそらく両方なのであろう。

時間は前後するが夕食はZac.氏がよく利用すると言う中華の店へ。
この東京行き全体において食生活はなかなかのものであったことは先に断言しておこう。
関西オフにおいて行く店がなかなか決まらずとりあえず居酒屋となるのとは雲泥の差(…)である。
素直に反省して次回の関西オフに生かすとしよう、覚えていれば。
ともかく夜中を少し回ったところで突然眠気が襲ってきたので就寝。

色々四方山話もあったろうにZac.さまどうもすみません(笑)。


−12月20日土曜日 昼

今日はオフ当日。
早めに起きて万端の準備…などということは当然なかったが集合時間には遅れず新宿駅に到着。

交番前につくやいなやZac.氏はおもむろにあやしい人形を取り出して胸ポケットへ。
「初見のかたがいらっしゃるんで目印代わりなんですよ」とのこと。
確かにおまわりさんでも不審がる…いやいや注目すること請合いだが、
私なら初見でこれをみたらまず回れ右するだろうなんてことはもちろんおくびにもださない、
いや、出していなかったはずである。出ていないといいなあ…。
ただ、そのあとに来られたカルテジアン氏は似たようなセリフをいきなり吐いてのけたのであるが。
さすが関東オフの重鎮。単なる憎まれ口にも深遠な哲学を感じた…ことにしておこう。
私と同じように東京オフ初参加の天龍帝ことみかどさんもすぐ合流。
(件の人形についてはノーコメントだったと記憶している)

まず昼食を取るべく近く(ちなみに電車で10分強)の馬車道へ。

約1名「いや、暑いんですよ」とのたまい脱いだコートを振りまわして
スキップしながら同じ方向へ向かうおじさんを見かけたので一同無意識に距離を空けて(笑)入店。
店内でのことはZac.氏の公式レポにもあるので詳しくは割愛するが、
先だってみかけたおじさんが店員の応対に一喜一憂していたのが印象的だった。
具体的には…いや、さすがに書けない。

今思いついたのだが、皿を受け取るなど店員の手伝いに見えていたあの行動は、
もしかして彼が力説していた(あまりに大声なのでこちらまで聞こえてきた)
「はわわな」袴ウェイトレスを引き出すための準備行動だったのかも知れない…


そのあと、デザートを食そうとの提案で
近くの(くどいようだがさらに電車で10分の)「神戸屋キッチン」(正確には「神戸屋レストラン」)へ。

店にむかう途中でガラス張りの店内を物色するかのようにのぞきこむおじさんがいたので
無意識に歩みが遅くなるがそれ以外にはさしたる問題もなく入店。
この店もその筋の人には人気のあるらしい制服を採用しているのだが、
胸の部分が開いたデザインのエプロンに「機能美」とか言われてもあまりピンとこないのでスルー。
ともかくケーキセットを注文してしばし歓談。

前のテーブルに座っているおじさんの目が泳ぎまくっていたのに気付いたのでその視線を追いかける。
どうやら店内いたるところに張り巡らされた鏡を利用してウェイトレスの観察をしているようだ。
面白いので我々一同そのおじさんを観察していた。

 「鏡まで使って観察するその意気込みには感服しますよね」
 「めるかとるさんそんな大声だと聞こえちゃいますって」
 「なあに、ウェイトレスに夢中で聞こえやしないって」

などと言う会話が交わされたかどうかは定かではないが、
本人に聞こえていれば大変失礼な内容ではあったと思う。
なに、所詮オフの恥はかきすて、だってボク関西人だも〜ん。

ここで公式レポにも少し触れられていた「冒険王」の話題が出る。
私の名誉のために言っておけば、
私自身はこの映画をもう1年以上前にチェックしていて、そのころにいろんな人にプッシュしていたのだが、
どうやらそれが今ごろ関東に口コミ(?)で伝わっていたらしい。
今まで関西では「めるかとるが強烈プッシュ」などというと胡散臭い目で見られたものだが
関東ではそうでもないらしい。さすが東京。この辺に器の大きさ(笑)を感じる。
一年前の感動を思い出しつつ再度宣伝しておく。

会話の内容はともかく、ケーキセットは良かった。
帰りにチェックしたタルトの倍はあるでかい「紅茶のシャトー」とやらを食しておけば
尚良かったかも知れないが。

さて、この辺ですでに時刻は17時をはるかに回っている。
夜の部は18時新宿なので急いで出発するも、もちろん間に合うはずもない。
だが夜の部で合流予定のリオハさんも遅れているとのことで一同胸をなでおろす。
帰りの電車の中では「もうすぐ」とか「一身上の都合」などの
便利な言葉のうまい使い方を議論していたのは秘密…にしておく必要もなかろう。

さて、他にはたいした障害もなく30分程度の遅れでリオハさん合流。
非常にノリの良い方でどちらかというと脊髄反射で行動するタイプとみる。
(もちろん全身全霊で誉めているのですよ?)
昼のみかどさんがクールだったのとは対照的である。
(この評価が大きな間違いだったことはすぐに明らかになるのだが)
他のメンツに関しては評価は差し控えておこう。


−12月20日土曜日 夜

夜の部は「台湾料理店○○(もう名前忘れた)」での飲み会である。
これも詳しくは公式レポにゆずるがあえて2,3補足しておくなら
私がアジア各国のビールを頼んだのはあくまでその国の文化に触れる為であって
ネタなどでは断じてないのである。
「その国の文化はビールを飲めば半分はわかる」
とかの三島由紀夫もその著書の中でのたまっておられるのである、らしい。
ちなみに、この言葉には続きがあるのだがそれは彼の自殺によって永久にわからない。

このレポのタイトルにもなっている「パイン35号以下略」であるが、
どういう話の流れでそうなったのかは実のところ良く覚えていない。
ただその元ネタがメニューに載っていたパイナップルの器であること。
リオハさんが突撃取材を敢行したこと、
そのころにはみかどさんのクールを装う仮面がバリバリ剥がれ落ちていたこと、
また「チャイナはスリットがないとダメ」なために
目の泳いでいるおじさんをこの店では見つけられなかったこと、
などは真実を追究するジャーナリズムの端くれとして書きとめておこう。
(いつのまにそんなものになったのかは謎だが)

未だに悔やんでいることが一つあるとすれば、
このとき披露したプロットの中に沖縄の守り神キングシーザーを登場させられなかったことであろうか…
なんにせよ夜の部も盛況のうちに終了、時間の都合上予定外の深夜の部になだれ込むこととなる。

深夜の部については、公式レポに付け加えることもない。至極平和な、楽しい時間であった。

オフレポのメインの2日目終了。
3日目はたいして面白いこともなかった(はずな)んで適当に流す予定(笑)です。


−12月21日日曜日

さて、2日目深夜の部に参加した4人はそのままZac.氏の部屋へ。
自分は2日続けてなので特に感想もなかったが
初めて部屋を見たはずの残りお二方も何の感想もなかったような気がするのだが。
特にツッコむ点もなかったのか、それとも…?
この時点で意識はちゃんとあったのだが集中力がかけらもなかった(笑)ために
その後うだうだしていたことしか覚えていない。
ディスカバリーチャンネルを見ていたことはおぼろげながら記憶にある。
そのまま外が明るくなるのを確認し、
カルテジアンさん、みかどさんを駅まで見送ったのち20時間ぶりくらいの就寝。


4時間ほどの仮眠(いや、十分寝てますな)ののち昼食(非常にいけてるラーメンでございました)。
さあ満を持して東京出発…の前にZac.氏におつきあいして秋葉原へ。
で電車の中では2日目とはうってかわって社会派を気取ってみる。
いや、実のところほんとに色々問題だと思うのですよ。
さて、白状してしまうと関東に生活していたころも秋葉原へはほとんど出入りしたことのない私。
電気街に降り立った瞬間から半分びびっておりました。
Zac.氏にくっついて本屋やゲーム屋やCD屋を回る。
ここでZac.氏がお土産に是非どうぞと薦めたのが噂の「おでん缶」。
いや、買わないで良かった。
何故かって、関西に帰ってきたら弟の部屋に同じものが鎮座しているのを見てしまったから(笑)。


さて、わずか3日足らずの東京行でしたがそれでもレポートにすると
これだけの長文になってしまうのはやはり私の文才のなさというやつなのでしょうか。
密度の濃かったような、それでいてたいしたことは何もやっていないような、
実に私らしい週末であったことは確かですが。

ともかくオフに参加された方々、
特に宿舎を提供していただきながらオフの間中ネタにしていじりまわしていたような気のするZac.さまには
もう足をむけて寝られないほど感謝しております。
どうせ私の部屋は南北に布団を敷くので足を向けることはないのですけどね。

それでは、もし機会があるのなら次回のオフ(関東でも関西でも)でお会いしましょう。

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以上です。
掲示板に書き込んで頂いたものをほぼ原文のまま載せてあります。
(一部レイアウトの関係で前後入れ替えた文章があります)

めるかとる様の文章は言葉の使いかたが非常に巧みでテンポ良く読むことが出来ます。
この辺は流石ですねえ・・・惚れ惚れしました。
ちなみに私が書けなかった部分はこちらで補完されてますので、
読みながら私が何を書けなかったのかを想像してみてください。

めるかとる様、改めまして3日間有難う御座いました。
更にはこんな素晴らしいレポートを仕上げて頂きまして感謝感謝です。
また、年末の忙しい時期に参加していただいた方々も有難う御座いました。
また機会がありましたら是非宜しくお願い致します。

表バージョンは → こちら

<BGM>
Get Wild (TM Network)
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